聴力と認知症の関連がWHOからも報告されましたが、具体的に自治体が取り組みを進めているのは初めて見ました。
山形市が県内初の取り組みとして開始し、聴き取る力、聴力の衰えが及ぼす様々な影響を最小限に食止めようと、新たな事業を始めました。認知症予防も期待されています。
聴力の衰えは「ヒアリングフレイル」と呼ばるそうで、生活の様々な面に影響を及ぼすとされています。
今回、山形市は山形大学医学部や県言語聴覚士会などと連携し、ヒアリングフレイル対策の事業をスタートしており、その一環としてヒアリングフレイルを早期に発見するチェックが行われました。チェックとしては専用のアプリを使って1人10分程度。音声で流れる20個の単音を答えるもので、聴き取れた割合が6割未満の人には言語聴覚士から補聴器相談医への受診が勧められました。
聴力が低下すると聞き返すことも多くなり、相手の反応が悪くなると聞き返すことも減り、コミュニケーションも少なくなっていきます。
価格面やアクセス面でも補聴器の手軽さはまだ日本では感じられませんが、こういったきっかけがあり、現状がしっかりと把握できて専門の方からアドバイスがあれば行動変容につながるだろうと感じました。
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