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認知症と見守りについて③ ##23 を追加しました。
脳の健康にとってあまり良くないか、むしろ悪いだろうとは思うもののやめられないスマートフォンの使い過ぎ。
この問題は以前より取り上げられていましたが福井大学医学部附属病院 脳神経内科の濱野先生の記事がありましたので紹介します。
「スマホ認知症」
病名ではないが、軽視できない問題であり、具体的には記憶力低下など認知症に似た症状を訴える若年者がいることから注目されるようになりました。
濱野先生がコメントとされています。
「原因は脳の疲労でしょう。現時点で直接認知症に発展した症例は報告されていませんが、過度な使用を続ければ、将来的なリスクが高まる可能性はあります」
そして問題となるのは、1日に5時間以上もスマホ画面を見ているような10~20代前半の若者になります。
論文によれば2060~2100年にかけて、スマホ認知症が一つの原因となり、アルツハイマー病患者がさらに増加するのではないかと既に警告されています。
原因は脳の疲労から来るものと書かれていますが濱野先生は主に3点を挙げています。
〔1〕「スマホ依存」ともいえる長時間の使用
〔2〕マルチタスク
〔3〕ブルーライト
マルチタスクとは、テレビや講義の合間にスマホを触るなど違う作業を同時に行うこと。だが人間は本来、一つのことにしか集中できず、不要な情報を無視するために脳(前頭葉)はエネルギーを浪費する。
また、寝る直前まで画面を凝視してブルーライトを浴び続けると、脳が日中と勘違いして睡眠促進ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、質の良い睡眠を取りにくくなる。
「脳をゆっくり休ませることで、脳疲労による記憶力や集中力の低下が回復します。アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβ(ベータ)タンパクも睡眠中に体外に排出されますが、不眠が続くと脳にたまってしまいます。質の良い睡眠は最も重要です」
「仕事や勉強以外でスマホなどの画面を見る時間は、1日2時間以内を勧めます」と濱野先生はアドバイスしており、普段から脳の健康にとって良い取り組みを取り入れ、スマホの見る時間も押さえていくことが大事だと感じました。
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