「認知症になっても暮らせるまちづくり」についての討論
長野県諏訪郡原村にある原村社会福祉協議会は「みんなで考えよう 認知症になってもつながれる地域とは」をテーマにした、講演会とパネル討論を村地域福祉センターで開きました。会には約35人が参加しました。
隣の富士見町社会福祉協議会地域福祉係の進藤竜一係長が基調講演し、村社協の主任ケアマネジャーや認知症当事者家族ら9人が意見を交わして、認知症になっても暮らせるまちづくりについて考えました。
進藤係長は「病気のことをよく分かっていないと支援できず、熱い思いだけでは認知症に太刀打ちできない」と指摘されました。「認知の機能が落ちても今まで通り生きがいを持って暮らしていけるよう、身の周りや近所の人たちが考えていかなければならない」とした。
認知症対策は国策になっているとも強調されました。認知症があってもなくても同じ社会でともに生きる「共生」と、認知症になるのを遅らせたり、認知症になっても進行を緩やかにする「予防」が車の両輪として必要と説明しました。。その上で認知症について正しく理解する認知症サポーターの養成講座や、サポーター研修の受講を勧めました。
社会福祉協議会が地域支援を担っていることは良くあります。ただこちらではさらに踏み込んで住民とパネル討論まで行って展開しているところが良いと思いました。
こういった地域を考える会にぜひ参加してみたいものです。
長野日報社 - Nagano Nippo Web
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