このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国の市町村での取り組みなどを紹介しています。
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映画の話題が続きます。
ドキュメンタリー映画「99歳 母と暮らせば」です。
2018年の映画ではありますが私も初めて知りました。
この上映会が神奈川区の片倉三枚地域ケアプラザで開催されました。
映像会社に勤めた経験から谷光監督は、母の介護を行うなかで「認知症を患う母との生活を映像に残し、同じく介護をされている方の参考になれば」と2台のカメラで撮影に臨んでいます。
映画の内容は、認知症の進む99歳の母と、仕事の場を母が住む藤沢の自宅に移して介護を始めた71歳の息子(谷光監督)との生活を映像化したヒューマンドキュメンタリーです。
映画上映後には谷光監督が登壇し、トークショーを開催されました。
谷光監督は、母が103歳に亡くなったことを伝え「事前に認知症の症状を知っておくことで、感情的に行動を否定せずに接することができ、認知症の方も穏やかに過ごすことができます」とアドバイスを送りました。
信友直子監督の「ぼけますから、よろしくお願いいたします」もそうですがドキュメンタリーというのは心に響く内容になります。今回の映画も当事者を想い、身近な人を思いやる内容になっているのではと感じました。
一方で映画という90分程度の媒体でないと当事者の想いを知ってもらいないのかというもどかしさも同時に感じています。
これは若い世代に必ず授業として理解いただくのが良いのか、日常に生活する中で当たり前に皆が観ることが出来る映画として普及するのが良いのかはありますが、こういったものが無くても皆が理解する世の中に早くなって欲しいと感じました。
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