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はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。
岡山県倉敷市で「認知症の当事者や家族への経済支援」をテーマにもの忘れフォーラムが開かれ、当内容に関心のある約150名が参加されました。
主催は、市にある倉敷平成病院と川崎医科大付属病院の認知症疾患医療センターです。
MCIや認知症の当事者や家族で金銭面に不安を抱える人は多く、積極的にどう支援を届けることが課題となっています。経済支援は今後ますますフォーカスされるテーマかと思いますので今回の内容を深掘りしたいと思います。
引用 山陽新聞ポイ活するならげん玉!
もの忘れフォーラムの概要

講演の演者は、京都府立医科大学の成本迅先生と岡山県立大学の竹本与志人先生。またシンポジウムでは倉敷平成病院の湧谷陽介先生と中国銀行の担当者も登壇されました。
成本先生は軽度認知症の人を狙う詐欺や訪問販売が首都圏で発生していることに触れて資産を守る方法を紹介されました。
具体的には①家族に自分の預金や保険について伝えておく②家族は本人の意向をよく聞く③金融機関を有効に利用するなどアドバイスされました。
また竹本先生は社会保障制度について解説し、経済問題が行き詰まると介護殺人や心中に発展する危険性をはらむと指摘されました。
制度を例示しながら「複雑で分かりにくいため、利用には専門職の力が必要。段階的に支援できるよう積極的に関わって」と呼びかけました。
認知症の症状が強く出てから受診し、医療面、社会保障など慌てて準備するのではなく、より早期のMCIの段階やもっと前から考えるべきという部分も大事なポイントだと感じました。
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京都府立大学 成本先生の取り組みについて
成本先生に取り組みで私が最初に思いつくのは認知症にやさしい異業種連携協議会になります。
協議会としては、高齢者や認知症の方に身近なモノやサービスを提供する金融機関、スーパー、タクシー会社などの企業が異業種連携により、認知症にやさしいモノやサービスを検討し、実践することを目的としています
また当大学は見守りへも活動を広げていますので過去の2つの記事も宜しければご覧ください。
岡山県立大学 竹本先生の取り組みについて
竹本先生の取り組みについては経済支援の内容も多いですがその他に、ソーシャルワーカーの経験を踏まえ医療から福祉へ如何にしてつないでいくかの支援モデルを構築されています。
その関連で「診断後支援」というテーマでも学会も開催されており、この2つの内容は下記のブログ記事もご覧ください。
さらに竹本先生が直近に出版された認知症のある人への経済支援まるわかりガイドブックという本もありますので合わせてご確認ください
まとめ

今回、岡山県倉敷市で開催されたもの忘れフォーラムの内容を中心に、経済支援について深掘りしました。
MCIや認知症の当事者や家族で金銭面に不安を抱える人は多く、経済支援は昔から大事なテーマだとは言われ続けていました。
ただ複雑な社会制度や企業側もどのように関わるべきかは議論が難しい面もあり、今回のような専門家お二人のお陰で具体的にひも解かれ一般の方にもわかりやすい情報提供となっています。
ここからはこのテーマに如何に多くの企業が参画するかということと、専門職に相談しながら社会保障制度をしっかりと活用していくことだと思います。
ぜひまたこのテーマは取り上げていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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