七尾市：認知症サポーター養成のしくみづくりのために #265

はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。

今回テーマとしてはサポーター養成講座ではあるものの、話し合いの場や地域づくりのための枠組みがしっかりしているため参考になりますのでご覧ください。

石川県七尾市では2022年度「地域づくり協議会福祉研修会」の認知症サポーター養成講座が、市内14地区を結んでオンラインで開かれ、計約180人が認知症の基本を学び、自分たちの地域でできることを話し合いました。

地域づくり協議会

出典　七尾市

その14地区のうち同市御祓（みそぎ）地区コミュニティセンターには約20人が参加されました。画面を通じた講座の前に、市高齢者支援課の担当者が市の認知症に関する施策を紹介しています。

講座ではさはらファミリークリニックの佐原博之先生が認知症のメカニズムや症状などを解説され、「最初は症状がゆっくり進むので分かりにくいが、周囲が気付いた時にはすでに進んでいることがある」とし、予防策として「生活習慣病にならない対策が認知症予防にもなる」と伝えています。

そして意見交換では、自分たちの地域で取り組めそうなこと、個人として実践できそうなことをテーマに話し合いました。

①地域づくり協議会の枠組みで運営していること
②市内14地区をオンラインでつなげていること
③180名という人数に参加いただけていること
④市の高齢者支援課の担当者が参画して話していること
⑤地域の医師が講話されていること
⑥意見交換で主体的にサポーターが場に参画していること

よくある講話などを実施のみのサポーター養成講座や、ステップアップ講座とは違い何が地域でできるのか、皆で考えましょうという場になっていることが参考になると感じました。

認知症の人地域で支え合いを　七尾市サポーター養成講座

出典　中日新聞