はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。
私は当事者支援や診断後支援に関心の高い今日この頃ですが、今回は大分県別府市において「認知症になっても共同温泉に通い続けたい!」の想いを叶える別府の地元温泉プロジェクトの話題です。
認知症になっても安心して地元の温泉に通える取り組みになりますが、日本屈指の温泉街であり今まで温泉を通じてコミュニケーションを取ってきたことも大事なポイントかなと思いました。
活動の中心となっている別府市中部地域包括支援センターは、管内にある共同温泉を認知症になっても利用しやすい施設に改修するプロジェクト「認知症にもやさしいじもせん(地元温泉)推進プロジェクト」を昨年から始めました。
別府市全体では82か所の共同温泉がある中で、プロジェクトの対象は組合温泉は9か所あります。
センター管理者の管野陽子さんによると、「認知症になった人が共同温泉の利用を止める理由の多くは、衣類の取り違いや衛生面が原因です。他の利用者に迷惑をかけるからというのですが、間違えた本人はまだ共同温泉を利用したいけれど『もう来ないで』と言われるケースもあって、なんとなく行きづらい雰囲気になっているようです。家族としては着替えを間違えるくらいならまだまだ共同温泉に行かせてあげたいと思っているのですが、周囲に気遣って温泉の利用を止めさせることになります」とコメントされています。
そして「別府市民にとって共同温泉=地域コミュニティーです。温泉は地域の人といろんな話をしてつながる場所。いつまでも温泉に来ることができるようにしてあげたいと思いました」がプロジェクトを始めたきっかけとのことです。
あとここでのポイントは大分県が行っている「認知症ピアサポート事業」に依頼して認知症の人に共同温泉の使い勝手を調査してもらったことにもあります。
実際の県の希望大使の方に現場に行っていただき、温泉を利用にあたって気になる点などを伺い、組合温泉に可能な限り表示の変更や使い勝手の良いように修正いただいたそうです。
当事者の診断後支援は各地域地域で違ってくるのだろうなとこの別府市の件でも感じました。
引き続き良い例を紹介したいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
https://nakamaaru.asahi.com/article/15172507
認知症になっても共同温泉に通い続けたい! 別府の地元温泉プロジェクト
引用 なかまある
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