このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。またメンバーシップでは通常のnoteとは違い「認知症ちいきづくり」に関心、興味のある方に参加いただき「ともに学ぶ場」にしたいと思います。
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はたはたです。
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認知症の当事者が集い、自らの体験や悩み、生活上の工夫などを話し合う「本人ミーティング」
全国各地で「本人ミーティング」は実施されていますが今回は静岡県藤枝市、三島市の内容です。
交流の場としてだけでなく、行政の認知症施策や地域づくりに当事者の視点や意見を反映させる取り組みとしても注目されています。
藤枝市は2020年度から月1回、市内の古民家カフェを会場にミーティングを継続しています。
きっかけは、認知症地域支援推進員の横山麻衣さんが若年性認知症の女性と交わした会話とのことです。
「外出したい気持ちはあるけれど、服選びや会話に自信がない」
この想いを解決するために横山さんはまず、女性と別の当事者が話せる場を設けることからスタートし、定期的な交流会に発展させました。
三島市では18年度から2カ月に1回、本人ミーティングを開いています。
3年前から「世界アルツハイマー月間」(9月)に合わせて行う展示には、会合で出た当事者の言葉を紹介し、市民への啓発につなげています。
自治体がまとめる「認知症ケアパス」の作成にも、当事者の意見を反映させているのも三島市の特徴です。
最後、県立大短期大学部の社会福祉学の鈴木俊文教授は「本人ミーティングは、法が目指す共生社会の実現に向けた取り組みの一つになっている」と指摘しています。
その上で「当事者同士が語り合うとともに、家族の声も含めて地域住民が一緒に確認し、当事者が安心して生活できるよう話し合っていくことが重要。行政関係者や専門家、ボランティアだけでなく、買い物や移動といった生活に関わるサービス提供者など、さまざまな人が参加する場になれば」と今後の展開に期待しています。
上記の様々なコメントの通り「本人ミーティング」は当事者が安心して生活できるようにするためのきっかけにすぎません。
いずれ日本で認知症の正しい理解が進み、上記のような地域となれば「認知症希望大使」も「本人ミーティング」も不要となると思いました。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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