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認知症予防と食事について ##10

食事

このブログでは認知症に関連した情報発信と全国の市町村での取り組みについてnoteで投稿した内容をまとめて紹介しています。
またその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。

今回のテーマは「認知症予防と食事」についてです。

認知症予防における食事のエビデンス

まず、認知症予防のエビデンスを取り上げるにあたり世界保健機関(WHO)の「認知機能低下および認知症のリスク低減(Risk Reduction of Cognitive Decline and Dementia)のためのガイドライン」をご紹介いたします。

ガイドラインでは、WHOは認知機能低下と認知症予防のために、12項目の対策を推奨しています。
その中の栄養的介入地中海食が含まれます。

地中海食は、認知機能正常または軽度認知障害の成人に対して認知機能低下や認知症のリスクを低減するために推奨してもよい

エビデンスの質; 中推奨の強さ; 条件による

エビデンスは高くないものの一定の推奨は認められる内容になります。

地中海食について

地中海食はイタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理のことを指し、以下のような共通の特性があります。

地中海食の特性

  • 果物や野菜を豊富に使用する
  • 乳製品や肉よりも魚を多く使う
  • オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う
  • 食事と一緒に適量の赤ワインを飲む

地中海食は、生活習慣病の予防・改善に有用であり、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患予防するとされています。また地中海食を続けることで認知機能の低下が抑制され、認知症の予防につながる可能性も言われています

 

地中海食による認知症予防効果

404 Page Not Found|@DIME アットダイム
小学館ダイム公式サイト「@DIMEアットダイム」。最新の家電、スマホ、クレジットカード、クルマ、アプリ、日用品、各種トレンド情報、仕事術からグルメまで、すぐに使える情報が満載のライフハックマガジンです。

出典 @DIME

上記のガイドラインのエビデンスの通り、地中海食が一定の効果を示したのは事実です。

ただ一方で上記のニュースのように大規模な試験の結果において、食事や栄養と認知症リスクとの関連についての決定的な結果があるとは言えないとされています。

他の研究結果と併せて慎重に考察することが極めて重要であるとコメントされています。

認知症予防は多くの人が興味のある内容でありますが、偏った意見を取り入れた食事内容にならないよう注意すべきと感じました。

 

食事の「噛む」ことの大事さ

また別の記事では特定の食べ物を取るというよりは「噛む」ことの大事さを紹介しています。

認知症予防に有効な食事はある?食材の選び方・調理法のポイント [食生活・栄養知識] All About
【脳科学者が解説】認知症予防に効く食べ物を知りたいと思う方は多いようです。しかし特定の野菜や果物を食べればよいというものではありません。重要なのは、脳細胞の数を減らさないことに役立つ食材選びと調理法を知り、食事を楽しむことです。詳しくご紹介...

出典 all about

内容として奥歯を使ってしっかり食べ物を噛むことで、海馬の神経新生が促されることがわかってきているそうです。ネズミを使った実験でも、奥歯を失い餌を噛んで食べられなくなると海馬の神経細胞が減り記憶力が悪くなること(Brain Res 826: 148-153, 1999)も報告されています。

よく噛んで食べることは、海馬の働きを高め、記憶力を高めるようです。

これは今すぐにでも出来そうですね。

まとめ

今回は「認知症予防と食事」をテーマに記載しました。

果物、野菜、魚を取りオリーブオイル、ナッツ、豆類を使い、適量の赤ワインの食事が地中海食ですが最初は良くてもだんだんと続けるのは難しいと思います。

日本の食文化もある中で食事をバランスよくとり、偏った食生活にしないことは何よりも大事だと思います。

まだまだ認知症予防に良い食材や工夫などは情報が多くないですが今後もまとまっていくようなことがあれば記事にしたいと思います。

過去のnote記事

#11  https://note.com/map_chiiki/n/n415a3604efeb

#74  https://note.com/map_chiiki/n/nc1cf9d527402

#181  https://note.com/map_chiiki/n/n1c9becab2a47

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