このブログでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みについて紹介しています。
今回のテーマは「知っておきたい認知症保険」についてです。
「認知症保険?親は元気だし、まだ必要ない。自分にも関係ない」と思われる方も多いかと思います。
保険については今すぐ加入する必要はないですが、認知症と診断されると判断能力がないとみなされ財産管理などの面でも不都合が出てきます。
この情報をきっかけに今後、身近な方に起こるかもしれないことを想像しながら何となくでも考えるきっかけとしていただけたらと思います。
認知症保険とは?
認知症保険は、認知症と診断されたときや、診断後一定期間を経過したときに保険金がもらえる保険商品です。
死亡保障がついているものや、医療保険に認知症保障を特約としてつけられるものもあります。
認知症保険の種類は?
こちらは詳しい内容がありましたので下記をご参考ください。
損害補償タイプは自治体で導入が進んできていますが線路に入ってしまった時の損害補償などが有名です。
認知症保険の種類は、保険の内容によって「治療保障タイプ」と「損害補償タイプ」、保険金の受け取り方法によって「年金タイプ」と「一時金タイプ」にわけられます。
治療保障タイプ | 認知症と診断された場合に保険金を受け取れる保険のこと。 一般的に生命保険会社が販売し、治療や介護に関連する費用をカバーするのが目的。 |
損害補償タイプ | 認知症が原因のトラブルによって発生した費用を補償する保険のこと。 トラブル時の損害賠償額や示談交渉にかかる費用を補うのが目的。 |
年金タイプ | 保険金を年金のように受け取れるタイプの保険。 認知症の治療や介護が長期化した場合、負担を軽減しやすくなるのが特徴。 |
一時金タイプ | 認知症と診断されたときに保険金を受け取れる保険。 初期にまとまったお金を受け取りたい場合におすすめ。 |
出典 福井新聞ONLINE
現在発売している認知症保険5つの紹介
調べてみて代表的な5つの認知症保険のリンクをつけました。
それぞれ内容が少しずつ異なっておりMCIをカバーしているのか保険料、保障内容、保険金の受け取り方、加入条件・年齢、特約などにも違いがあるためサイトをご覧いただくか、保険の窓口で詳しくは相談してみるのも良いのかもしれません。
- 朝日生命「あんしん介護認知症保険」
- SOMPOひまわり生命「笑顔をまもる認知症保険」
- 太陽生命「ひまわり認知症予防保険」
- 明治安田生命「いまから認知症保険 MCIプラス」
- 楽天生命「認知症保険」
保険会社の認知症への取り組み
保険を選ぶ時には詳しい方の話を聞いて決めることもあると思いますがその他には企業が取り組んでいる内容にも注目しても良いかと思います。
下記は明治安田生命の取り組みになります。同社は生命保険の新たな価値を創造すべく「みんなの健活プロジェクト」を展開し、その中で「第1回明治安田生命大人の塗り絵コンクール」を開催されました。
コンクールは、認知症の発症予防効果が高いと推奨されている塗り絵をイベント化したものでり、「大人の塗り絵」シリーズを出版する河出書房新社などの協力で開催されています。
出典 ZakZak
また産経新聞社とクオンが共同で運営し、太陽生命保険株式会社が協賛する「みんなで話そう、100歳時代 親と私の“元気!長生き!”コミュニティ」の中でも認知症を取り上げています。
出典 きっかけ、PRTIMS
まとめ
今回のテーマは「知っておきたい認知症保険」としました。
内容として認知症保険についてや認知症保険各社のポイントなどをご紹介しました。
これだけ多くの会社が認知症保険に参加されており、社会的な課題やお悩み事ということを新ためて実感しました。
今すぐ加入する必要はないと冒頭にコメントしましたが、認知症保険に加入することで、自分だけではなく家族の負担を軽減できる可能性もあります。
また認知症になってからでは加入がむずかしくなるため、加入したい場合はできるだけ早めの契約いただくと良いかと思います。
今後はこのテーマも含めて線路立ち入りによる損害賠償や資産凍結なども触れながら情報提供していきたいと思います。
過去のnote記事
#51 https://note.com/map_chiiki/n/n3c063a641e4f
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