はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます
今回のテーマは「学生向けの認知症啓発」についてです。
啓発にあたり知って欲しいキーワード
現在、認知症の正しい理解のための啓発活動が全国盛んに行われています。その中でまず知って欲しいキーワードは3つです。皆さんの地域でも下記キーワードに関するイベントがあれば一度参加してみてください。
「認知症サポーター」
認知症サポーターは、なにか「特別なこと」をする人ではありません。養成講座を通じて認知症を正しく理解し、一人ひとりが偏見を持たず、できる範囲で認知症の人やその家族を地域で見守り・支えることが認知症サポーターの役割です。
キャラバン・メイトを講師として、認知症の正しい知識を深めます。「認知症とはなにか?」「認知症の人にどのように接したらよいか?」など、認知症についてわかりやすくお伝えします。
「認知症サポーター養成講座」において、講師として認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法等を住民へ伝える人のことです。
引用 飯田市
学生向けの認知症啓発事例紹介
地域によっては小学校・中学校・高校での啓発活動も進んでいます。
いくつかの地域の事例をご紹介します。
まず茨城県神栖市にある深芝小学校ですが5年生に対して認知症サポーター養成講座が実施されました。講師は神栖市役所長寿介護課の職員の方です。
認知症について、クイズなどを交えながら丁寧に紹介されたようです。
引用 神栖市深芝小学校
また広島県東広島市では、市内の黒瀬中学校で3年生を対象に認知症サポーター養成講座が行われました。講師は県立黒瀬高校で福祉を学んでいる2年生17人が、看護師やケアマネージャーなどと一緒に務めました。
通常、講座は自治体職員やボランティアのキャラバンメイトの方が講師を務めることが多いですががこちらでは高校生が講師を務めています。
引用 NHK
次は、高校ですが山梨県富士吉田市の県立吉田高校で認知症サポーター養成講座が開かれ1、2年生約480人が参加しています。全国でみても高校で実施しているケースはまだ多くないと思います。
引用 朝日新聞
事例紹介の最後ですが、佐賀県神埼市の県立神埼清明高等学校の生活・福祉系列2年生を対象に講座が行われています。こちらの生徒さんはすでに認知症サポーター養成講座の講師として活動されていますが、今回認知症について知識を深めたいといったことから、学研ホールディングスの先生より授業を受けています。
引用 PRTIMES
認知症こども力プロジェクト
千葉市認知症疾患医療センターでは2013年度より、将来の地域社会の重要な構成員である子ども達を対象とした認知症啓発活動に取り組んでいます。
名前は「認知症こども力(ちから)プロジェクト」です。
下記のホームページには様々情報があるのでご覧ください。
中でも「こども向け認知症クイズ」はイベントなどで実施しても盛り上がりそうですね。
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認知症キッズワークショップ
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教員のための認知症ワークショップ
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こども力プロジェクト リーフレット
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過去開催イベントの記録
引用 千葉市認知症疾患医療センター
まとめ
今回、学生向けの認知症啓発をテーマとしてまとめました。
現在、認知症サポーター養成講座は小学校においては4、5年生に実施しているのを良く見かけます。小学生から認知症を学び、学んだことを家でオレンジリングを見せながら家族に話をするのは良いことだと思います。
また中学校でも講座が進んできています。さらに高校生が講師として自ら啓発を行い、学生同士で自分事にしながら啓発を進めていることも素晴らしいと思います。
今後は大学の認知症啓発の話題も入れていきますが、学生が地域で認知症を学び、その学びを生かして活動するという地域貢献の動きが広がることを期待したいと思います。
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