このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国の市町村での取り組みなどを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事をもとにテーマを決めてまとめていますので宜しければご覧ください。
高齢者の保健事業と介護予防の 一体的な実施についての話題です。
自治体の健康増進や高齢者福祉(特に認知症)に関わる職員の方であればすぐにでもご理解いただける内容かと思います。
言葉にすると、高齢者の心身の多様な課題に対応し、きめ細かな支援を実施するため、後期高齢者の保健事業について、 後期高齢者医療広域連合と市町村の連携内容を明示し、市町村において、介護保険の地域支援事業や国民健康保険の保健事業と一体的に実施する、とあります。
つまり特定健診などの保健事業の情報や介護保険の介護情報などを組み合わせながらその人にあった対応を専門職も交えて行っていくということです。
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そしてその取り組みをまとめたものとして、静岡県は高齢者向けの保健事業と介護予防を一体的に行う市町の事例報告会をオンラインで開きました。
国民健康保険や健康づくり、介護事業などを担当する市町職員ら約150人が参加し、庁内連携の体制づくりや健康課題がある人へのアプローチ手法などを共有しました。
本年度のモデル事業を実施した島田市と磐田市の担当者が報告し、健康課題の分析結果を踏まえ、地区ごとの医療・健診・介護の特徴や相談窓口の情報を掲載したカレンダーの作製、訪問指導を行う保健師ら専門職向けの勉強会開催といった取り組みを紹介しました。
保健と介護の連携は課が変わるため中々情報は共有されることはありませんでした。この一体化という仕組みにより、当事者にあったきめの細かい対応が出来るようになりましたので今後の取り組みが期待できます。
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