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豊橋市:「ぜんざい進行中」から始まった、世代と地域をつなぐ取り組み #1127

はたはた

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はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。

愛知県豊橋市にて4月25日、NPO法人「ぽかぽかの森」が運営する認知症カフェ「アンキカフェ」で高齢者と大学生が“支援する・される”関係を超えて、ともに考え、作り、伝えるプロジェクトが開始しました。

https://higashiaichi.jp/news/detail.php?id=27043
引用 東愛知新聞

「アンキカフェ」については以前ブログ記事にも取り上げましたのでこちらもご覧ください。

豊橋市:交流の場!!アンキカフェ #194 – 認知症ちいきマップ

認知症カフェ×大学生×自動車学校という新しい協働のかたち

今回の記事の内容についてご紹介します。

「高齢者支援の現場に、なぜ大学生が少ないのか?」

そんな素朴な疑問から生まれたこのプロジェクトはスタートしました。その初回のテーマはすごく意外ですが「ぜんざい作り」でした。

ボランティア以前にあった「移動」という壁

このプロジェクトの特徴の一つが、ユタカ自動車学校の協賛です。

NPO法人「ぽかぽかの森」の杉野友香理事長によると、高齢者を対象としたボランティア活動には、大学生世代がなかなか参加できない現実があるといいます。

理由は、意欲や関心の不足ではありません。
「行きたくても、行けない」——それが実情でした。

大学生の行動範囲は、通学定期券内か自転車圏内が中心。免許を持っていてもマイカーはなく、郊外にある高齢者施設へ足を運ぶのは難しい。
そこでユタカ自動車学校が送迎用マイクロバスを提供し、昼食代の負担や社員の参加を通じて、活動を後押しすることになったのです。

「学びたい人が、学べる場所へ行けるようにする」
このシンプルだけれど本質的な支援が、プロジェクトの土台になっています。

「教える」でも「手伝う」でもない、対等なスタート

この日集まったのは、大学生5人と高齢者6人。まずは自己紹介から開始しました。

年齢も立場も違う参加者が、自分の趣味や関心ごとを語る。
その空気は「福祉の場」というより、どこかサークル活動のようでもありました。

杉野理事長は学生に向けて、こんな言葉を投げかけます。

「医療や介護の理解を深めるだけでなく、企画運営やSNS発信も含めた“実践”を体験してほしい」

参加する作業療法士や理学療法士も、あくまで“支える側”であり主役は学生と高齢者です。

ぜんざいを通して見えてきた「対話の力」

この日のミッションは、「アンキカフェで実際に出せるぜんざいを考えること」。

コストも意識しながら、3つのグループに分かれてアイデア出しが始まりました。
話題はぜんざいだけにとどまりません。近況、趣味、昔の話など気がつけば、1時間以上話し込むグループもあったそうです。

完成したのは、

  • 抹茶と白玉、イチゴを添えたぜんざい
  • 透明感のある寒天にブルーベリーとミントをあしらったもの
  • 抹茶アイスをぜんざいに入れ、小梅とシソの実を添えた一品

という、個性豊かな3種類です。

試食と審査の結果、商品化が決まったのは「ぜんざい進行中」(480円)

名前に遊び心がありながら、世代を超えて一つのものを作り上げた“今この瞬間”を切り取ったようなネーミングです。

学生にとっての学び、高齢者にとっての挑戦

参加した地域政策学部2年の吉木まどかさんは、こう話します。

「高齢者と関わる機会があまりなくて参加しました。東三河の話を聞けたのが面白かったし、純粋に楽しかったです」

一方、このプロジェクトは高齢者側にとっても新しい挑戦を含んでいます。

10月には、フリマアプリ「メルカリ」を使い、身の回りの物の販売に挑戦する予定。
学生が操作をサポートしながら進めるこの試みは、「終活」の準備も兼ねているといいます。

「教わる高齢者」「支援される高齢者」ではなく、自分の経験や持ち物を、社会につなぎ直す存在としての高齢者像が、ここにはあります。

ぜんざいから始まる、地域の未来

認知症カフェ、大学、企業。
分野も立場も違う三者が関わるこのプロジェクトには次の3つの意味があると感じました。

「移動手段を整える」
「対等な関係をつくる」
「小さな成功体験を積む」

その一つひとつが、地域で人が学び合い続ける仕組みにつながっているように感じます。

秋まで、どんな進展がみられるのか楽しみに見守りたい取り組みです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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