はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。
認知症予防のための補聴器購入費用の一部助成「新潟プロジェクト」についての内容です。
医師会としての活動も素晴らしいのですが経緯もぜひご覧ください。
●補聴器購入費用助成運動について
まず県医師会ではこの助成運動を2018年から県内30市町村に向けて「認知症予防のための補聴器購入費用の一部助成」として働きかけを行っています。
2020年春には4市町村で、2021年春には6市町村で、購入費用の一部助成が実施されています。そして2021年夏には助成未実施の19市町村へ依頼し、この2022年の夏までには26市町村で助成が開始されています。
さらに新潟市にも、2019年から文書で中原市長にお願いし、新潟市保健衛生連絡協議会で助成の予算化を要望されています。
同年の9月27日には新潟市議会議員の勉強会も行い、2021年8月26日には朝妻副市長、野島保健衛生部長と佐久間福祉部長を、新潟大学の堀井教授、森田准教授、鈴木新潟市耳鼻科医会長へ助成の実施をお願いされました。
●新潟市における「試行的実施」の事業化決定
そのような活動を行う中、新潟市から「認知症予防のための難聴者補聴器購入助成事業の試行的実施について」として、500万円が令和4年度予算として計上されました。これは試行的実施であり、今後3年間の実績を評価したうえで恒久的予算化が検討されることのようです。
助成開始は2022年(令和4年)7月から、対象者は新潟市に住所がある50歳以上74歳以下の方です。
聴力が両耳40dB以上か医師の判断で補聴器が必要とされる者となっております。助成額は2万5千円が上限です。
障害者向けの補助や助成と違い、50歳以上74歳以下の年齢で申請が出来るということ非常に今後につながるプロジェクトかと思います。
ただ、ここからの申請者の数によってはまた活動が縮小されてしまうので自治体のみならず関係する企業、団体も参画いただきながら補聴器が必要な方に届くようになってほしいと思います。
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