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はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。
京都府京都市にある京都教育大学の湯川夏子教授は、認知症の非薬物療法の一つとして名付けた「料理療法」を長年研究されています。
認知症ケアと予防に役立つ料理療法のホームページや本もありますのでぜひご覧ください。
さて湯川先生によると、認知症や軽度認知障害(MCI)の時期に低下する機能が料理で刺激されるそうです。
具体的には新しいメニューや料理の段取りを考える時には「計画力」、複数の作業を並行して行う時には「注意分割機能」を使い、料理にまつわる経験を思い出して話すことは「エピソード記憶」の活用になります。
また、料理は五感を使い、完成品が目に見え、味わって満足できる。他の人と一緒に料理し食べることでコミュニケーションも促進されます。
認知症になっても、生活の中で料理に慣れ親しんできた人は、食材を前にすると包丁の動かし方など料理の仕方を自然と思い出すことが多く、こうした効果から、抑うつ、ひとり歩きといった認知症の人の行動・心理症状(BPSD)の緩和や生活の質(QOL)の向上が期待できるということです。
記事の後半には料理をすることで「自分にできることがある、役割があると自信を取り戻すことにつながる」と湯川先生もおっしゃっており効果は様々あると感じました。
私も以前より先生の活動を知っており、料理が特に高齢者女性にとってとても重要であることを感じていました。
高齢者男性にとって自動車運転を続けられることが自身のプライドであるように、高齢者女性にとっては料理が続けられることは自身のプライドになっているのではないかと思っています。
そのプライドを出来るだけ維持し、長く続けられるように料理教室などで適切に支援していくということもこれからは大事だと感じました。
最後まで見ていただきありがとうございました。
引用 朝日新聞
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