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行政関連
認知症サポーターキャラバン、認知症サポーター養成講座
認知症サポーターキャラバンは、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で育成し、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指す取り組みです。
自治体連携する中では必ずと言って出てくるキーワードです。
こちらの数をさらに増やしという想いや、またこの後でも出てきますが「認知症サポーター養成講座」受講後に地域で活躍する場としての「チームオレンジ」のメンバーにも関係してくるため最近の話題は多いです。
- 認知症サポーターキャラバンの仕組み
全国キャラバン・メイト連絡協議会では、都道府県、市区町村など自治体と全国規模の企業・団体等と協催で認知症サポーター養成講座の講師役(キャラバン・メイト)を養成します。養成されたキャラバン・メイトは自治体事務局等と協働して「認知症サポーター養成講座」を開催します。
- キャラバン・メイトとは
キャラバン・メイトは「認知症サポーター養成講座」を企画・開催し、講師を務めます。
講師開催をきっかけに、住民から相談を受けたり関係機関との連携を図ったりすることを通し、地域のリーダー役となる役割が期待されています。
キャラバン・メイトになるには、自治体または企業・職域団体が実施するキャラバン・メイト養成研修を受講する必要があります。
私も約5年ほど前に取得し、ご依頼いただき地域でサポーター養成講座の講師として活動しております。
- 認知症サポーターとは
認知症サポーターは何か特別なことをする人ではありません。
認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」です。
その上で、自分のできる範囲でサポーターとして活動しています。認知症サポーター養成講座で得た知識を生かし、近所で気になることがあればさりげなく見守る、まちなかで困っている人がいたら手助けすることも立派な活動の一つです。
- 認知症サポーター講座
自治体(市町村・都道府県)または企業・職域団体(従業員を対象とする)が実施する「認知症サポーター養成講座」(90分)を受講すれば、だれでも認知症サポーターになることができます。認知症サポーター養成講座の受講を希望される方は最寄りの自治体事務局へご相談ください。
こちらの一般の方向けに加えて、最近では小中高でのキッズサポーター養成講座も進み、さらには大学の授業の一環や地域活動の一環で養成講座の講師を務める学生さんも増えています。
小中学校では主に総合の授業で取り上げられ45分、50分の授業枠を2コマ使って養成講座を実施する学校も増えています。
そして直近では下記の通り、受講者数は1400万人を超えていますが同じ人もカウントされている可能性があること、講座終了後の活躍の場がないことが課題感として挙げられています。
チームオレンジ
そして2019年度から開始しているチームオレンジですが、近隣の認知症サポーターがチームを組み、認知症の人や家族に対する生活面の早期からの支援等を行う取り組みです。
下記の図の通り、認知症の人もメンバーとして参加します。
認知症サポーターが新たに力をふるう場として期待されています。
各自治体でもチームオレンジを令和7年までに設置するように指示が出されています。認知症の人をメンバーとして活動するという所で中々設置が進んでいないのも現状です。
まずは認知症サポーターの新たな活躍の場としての設置を進め、流れの中で当事者の参画を進める方法が良いのではと感じています。