このブログでは認知症に関連した情報発信と全国の市町村での取り組みについてnoteで投稿した内容をまとめて紹介しています。
またその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。
今回のテーマは「大学生の認知症への取り組み」についてです。
大学で認知症へ取り組む理由
現在、小・中学生での認知症サポーター養成講座が授業で取り上げられ、高校でもすでにキャラバンメイトとして地域ボランティアとして関わるニュースも見るようになりました。
一方、大学生に目を向けると今後社会に出て、関わる世代、多様性への対応が求められる中、認知症に関する知識を持ち、どのように接するべきかを知る必要があります。
今回いくつかの大学の事例を紹介しますが、どの内容も地域に関わる取り組みであり大学も地域に根差した社会貢献活動の意味も込めていることが感じられました。
全国の大学の事例紹介
過去noteで取り扱った事例を抜粋して紹介します。
兵庫県立大学
当大学は、平成16年に、歴史と伝統を持つ県立の3大学、神戸商科大学・姫路工業大学・兵庫県立看護大学が統合して開学しています。
今回、三田市と地域包括支援センターと一緒に健康イベントとして兵庫県立大学2年生の皆さんとの認知症予防にむけたプログラム「親子で対決、時々団結 ひとはく健康チャレンジ」を開催されています。
引用:三田市地域包括支援センター
東京大学
東京大学と東京都日の出町は、認知症への理解を深めてもらう取り組みを連携して進める覚書を締結しました。
日の出町はこれまでに、認知症カフェや、認知症 高齢者にやさしいお店の登録事業などを進めていますが、東京大学との協力により、幅広い取り組みで、正しい理解を深めたいと町長はコメントされています。
駒澤大学
駒澤大学は学生展示の企画として「安心して認知症になれるまちをめざして」の取り組みを行っています。
テーマとして「認知症のイメージを変えろ!」とあり、偏見や差別のない対応が求めていくことも掲げており、取り組みを世田谷区高齢福祉部と一緒に実施しているのも非常に良いと思いました。
島根県立大学
島根県立大学は、大学出雲キャンパス104講義室にて誰でも無料で利用できる「認知症カフェ みかんの木」がオープンした内容を紹介しています。
認知症カフェとは、認知症の方や家族、地域の方、専門職どなたでも参加でき、お茶を飲みながらゆっくりお話しできる場所です。
出典:島根県立大学
日本大学
日本大学においては令和5年2月12日(日)文理学部百周年記念館で世田谷区主催「認知症イベント」が開催され、当日は、蛭子能収さんのトークショーや地域づくり活動の紹介等が行われました。
大学学内で実施しているという所にも地域に根差していることが伺えます。
まとめ
今回は最初の取り組みのまとめであり、各地域、大学の表面的な活動を紹介したのみではあります。
どのような経緯で取り組みを考え、それを実践しているかはまだ調べる中でわかれば追記していきたいと思います。
現状ではオレンジカフェのようなリアルで当事者やご家族に触れあうことで実際に体感いただくこと、またイベントのような形で地域住民に関わりながら自らも認知症について学ぶこと、さらには覚書の締結という形でしっかりと取り組みを明示する大学もありました。
ただ冒頭にも記載した通り、どの大学も地域に根差した活動をして、地域に貢献し、親しまれる大学ありたいということは活動を見ていて感じます。
次のまとめでも全国の大学の事例を紹介していきたいと思います。
過去のnote記事
#12 https://note.com/map_chiiki/n/n2a7deaa681d9
#45 https://note.com/map_chiiki/n/n41cc2f6515eb
#58 https://note.com/map_chiiki/n/nad8176d8634a
#245 https://note.com/map_chiiki/n/n094cbeafa2f3
コメント