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コロナによる認知症当事者の変化 #488

このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事のまとめとその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。
認知症疾患医療センターの部分をアップデートしました。


コロナによる認知症当事者の変化については様々報告されています。

今回は広島大学と日本老年医学会の全国調査による結果で、医療・介護施設の70%が生活の変化で認知症の人の状態に「影響が生じた」と認識していることが分かりました。

生活の変化で生じた具体的な悪影響は「認知機能の低下」が最多で重度認知症の人の78%でした。
「身体活動量の低下」「基本的日常生活動作の低下」も目立ちました。

施設の感染対策による面会制限や外出自粛などが、認知機能の低下といった悪影響を与えたとみられます。

当内容が書かれた日本老年医学会のURLは下記をご参考ください。

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/gakujutsu/investigation_report.html

そしてこのテーマの研究については広島大学の石井伸弥寄付講座教授が多く報告されています。

広島大学大学院医系科学研究科 共生社会医学講座
広島大学大学院医系科学研究科 共生社会医学講座では県内企業や認知症医療・介護に関わる施設、自治体等と連携して認知症地域包括ケアを含めた地域共生社会の実現を目指して取り組んで参ります。

先生によると「状況を改善するには、中断していたリハビリを進めることや、面会制限などを徐々に緩和することが必要だ」と指摘されています。

ただクラスターを防ぐために一定の対策も必要といい「病院や施設ではどの程度の対策を行うか、難しいかじ取りが迫られる」としています。

3年の間に起こっている体や脳の健康については目に見えない部分も少しずつ影響が出てきているのでしょうか。

子供の感染症拡大もその一つかもしれません。

認知症当事者に関しては合併症や身体機能低下も同時に起こっているケースも多く突発的な変化に対応もしながら徐々に機能を高めていく必要性を感じました。

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認知症へコロナ悪影響、認識7割
医療介護施設で全国調査

出典 北國新聞

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