食事は過去地中海食などを取り上げましたが今回もこのテーマです。
ただ記事を読んでいただくとわかりますが特定の食べ物を取るというよりは「噛む」ことの大事さを紹介しています。
背景としてはやはり実際には、特定の食べ物や栄養分を摂取するだけで神経新生が促されるというデータはまだないそうです。また、そのような話があったとしても、全身の健康を考えれば、特定の食べ物だけを偏食することはお勧めできないようです。そもそも食は、体の機能を保つのに必要な栄養分を補うためのものであり、病気の予防や治療に利用するべきではないとコメントされています。
そして食に関して、栄養分以外で注目したいのが、「噛む」ということのようです。奥歯を使ってしっかり食べ物を噛むことで、海馬の神経新生が促されることがわかってきています。たとえば、ネズミを使った実験で、奥歯を失い餌を噛んで食べられなくなると海馬の神経細胞が減り記憶力が悪くなること(Brain Res 826: 148-153, 1999)や、奥歯を失うことで記憶力が低下するのは食べるのが難しくなり栄養失調になるためではなく、「奥歯でしっかり噛むことができないこと自体が海馬の神経新生の減少につながるという実験データ(Neuroreport 16: 249-252, 2005)も報告されています。
よく噛んで食べることは、海馬の働きを高め、記憶力を高めるようです。
これは今すぐにでも出来そうですね。
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