認知症予防のアンケ―トは色々ありますが、具体的な商品ニーズまで見ている下記の内容は参考になるかなと思います。
アンケートでは認知症予防の実態と商品ニーズを明らかにすべく、50~70代の男女617人(現在、または将来的に「認知・記憶力の低下」(物忘れ・うっかりミス)が気になっており、現在「脳に良いとされるサプリメントや健康食品」をとっている人)を対象にアンケート調査を行っています。
調査の結果、2022年における脳機能対策商品(サプリメント、健康食品など)の摂取率は2020年比-0.3ptの5.8%となり、前回とほぼ同水準となることがわかりました。性年代別にみると、男性50代は同+1,1ptの5.0%となり、前回よりも摂取率が高まっています。
現在行っている認知機能対策(サプリメント、健康食品以外)は、前回と同じく「適度な運動をする」「規則正しい生活を心がける」「十分な睡眠をとる」がトップ3となりました。「一般の食品・飲料」で対策を行っている人は全体の82.0%で、特に「青魚類」を意識的に摂取している人が48.5%と多くなっている。また、「アマニオイル」や「えごまオイル」などの健康オイルを摂取している人も1割強程度みられました。
脳機能対策商品の摂取実態をみると、2020年以降に新たに発売されたお茶やヨーグルトがランキング上位に入っており、サプリメントから食品・飲料へと脳機能対策商品のカテゴリーが広がっている様子が確認できました。
また、現在摂取している脳機能対策商品の剤形は、「サプリメントのみ」が74.7%、「食品・飲料のみ」が12.5%、「サプリメント+食品・飲料」が12.8%となり、認知機能の低下によって日常生活に支障が出ている人ほど「サプリメント」と「食品・飲料」を併用する傾向がみられました。
今後の対策意向としては、「脳に良いとされるサプリメントや健康食品をとる」とした人が76.7%で最多となった。また、女性は「よく噛む」「口腔ケアを行う」といった口周りの対策をしたい人が多いほか、女性70代は「バランスの良い食事をとる」を挙げる人が特に多く、出現率は8割近くにのぼっています。
認知症予防への世の中の流れも毎年毎年変化しており、今後また新しい認知症治療薬が出てくるとさらにアップデートされていくのだろうと感じました。
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