見守りGPSの話も久しぶりになります。
秋のアルツハイマー月間時には非常に多く取り組みがされ、ニュースになりますが色々な時期に話題になるのも良いですね。
さて熊本では2021年に認知症やその疑いがあり、行方不明として警察に届け出があった方は県内に193人いらっしゃったようです。
お一人紹介されていますが熊本市西区のアルツハイマー型認知症の女性(62)は、普段散歩が趣味で、午前と午後の1日2回、つえをつきながら自宅周辺を歩いておられます。1回の散歩で山道を7~8キロ歩くため、心配した家族が昨年3月、GPSを義父の帽子に縫い付けていましたが、昨年11月中旬には自宅から4キロ離れた道端で倒れているところを発見され、救急隊に保護されたこともあったようです。
こういったケースに備え、行方不明者の早期発見に向けた情報共有システムを導入している自治体も多くなりました。
熊本市は、氏名や連絡先、身体的な特徴を事前に登録しておくと、行方不明になった際に区役所の福祉課と高齢者支援センター「ささえりあ」が情報共有できるシステムを21年度から運用しています。
認知症患者の衣服に貼りつけたQRコードを読み取ると、インターネットの伝言板を通して発見者と家族が連絡を取り合えるサービスも同時に始めているそうです。こちらはどこシルのような仕組みだと思いますが情報共有システムの登録は昨年12月現在36人のようで今後の普及拡大が期待されます。
いつ起こるかわからない事故に関して予防として準備することは途方もないことだといつも感じます。ただ当事者も人で、探すのも人であることは変わらずこの方々が普段から意識やアンテナを高くしておけば、不幸な事故は1件ずつ減っていくだろうと感じています。
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