はたはたです。
いつもブログみていただきありがとうございます。
化粧療法(メイクセラピー)の話題がありました。
まだまだ馴染みのない言葉かもしれませんが、障害者、高齢者、特にフレイル状態にある認知症患者の方々への化粧療法効果が大きく、健康寿命延伸につながると報告されています。
今回、福島県いわき市の介護老人保健施設「小名浜ときわ苑」にて行われたのは、月に1度好きな化粧品を使ってメイクを楽しむ「おしゃれの日」です。
「化粧療法」は、前向きな気持ちになるだけでなく「見る」「触る」といった五感を使うことで脳への刺激も期待できるとされています。
また記事には日本介護美容セラピスト協会の話題もありましたのでこちらもリンクをつけておきます。
日本介護美容セラピスト協会とは - 日本介護美容セラピスト協会
ビューティタッチセラピーを通じて「笑顔」と「元気」に満ちた明るい高齢化社会をつくります
日本介護美容セラピスト協会・顧問の谷都美子さんによると、化粧美容セラピーをするグループと、しないグループに分けた実験で、明らかに化粧をしたグループの方がBPSDという徘徊や焦燥などの周辺症状が和らいだということが記載されています。
介護福祉士の都築裕子さんからは、「眠っていた能力を引き出すっていうのも”化粧療法”には大切なんだと思いましたし、きれいになったことを褒めてもらえるっていうのが本人の喜びとなり、生活の質があがってすごく良い機会になったと思う」と語っています。
認知症においての非薬物療法はまだエビデンスがあるものは少なく、この化粧療法も同様です。ただ当事者にとっては化粧をすることが喜びであり、生きがいであった方も多くいらっしゃるかと思います。
他の人ではそれが料理であったり、運転かもしれません。
本人が”~したい”ということを満たしてあげることが一番の効果になると感じました。
コメント